シングとコハク

| 制作日記  | 山本

こんにちは。シナリオの山本です。
今回は本作の主人公、シングとコハクについてお話ししたいと思います。

怒涛のように公式ページにアップされているムービーを見て、
みなさんはシングにどんな印象をもたれましたか?
多くの方が「子どもっぽいやつだなぁ」と思われたのではないでしょうか?
よく笑い、よく泣き、調子にのったかと思えば、失敗をして凹む…
…そう、シングは、まさに『子ども』な主人公です。
これはDS作品だから、子ども向けにした……という訳ではまったくありません。
「むしろ『テイルズ オブ』シリーズの主人公ならば、
もっと精神年齢を上げるべきでは?」という意見がありました。
ですが、『心』というテーマを扱う上で、
主人公は白紙の心をもった「少年」であって欲しい!
という私のわがままを通してもらい、今のシングの原型ができあがりました。
そして「心」を「具えている」という意味で『シング』と名づけたのです。
(それでシングだけ鉱石の名前じゃないんです。)

次に、少年の心の成長に必要なのは「恋」だ! という恥ずかしい発想から、
シングがひと目惚れするような、明るくて凛としたコハクのキャラができ、
彼女がキーとなって動き出すストーリーが生まれました。
(実はコハクも結構変わった子なんですよ。
サブイベントやチャットでは、彼女の別な一面がわかります。)

『テイルズ オブ ハーツ(TOH)』は、シングとコハクの物語として描きました。
シングは、天才ヒーローとは程遠い、素直さだけが取り柄の少年です。
コハクも、気丈だけど、年相応に悩んだり怖がったりする普通の女の子です。
でも、互いの心――スピリアに触れることで、世界と自分自身の在り方に気付き、
支えあいながら少しずつ成長していきます。

そんなふたりに、いのまた先生は、黒と白――影と光のように、
互いなくして存在し得ないイメージを備えた素晴らしい姿を与えてくださいました。
さらに、柿原徹也さんと井上麻里奈さんの声を枯らすほどの熱演が、
本物のスピリアを吹き込んでくれました。
その他、何十人ものスタッフが、二年間愛情を注いで育てたふたりの冒険が、
もうすぐ始まろうとしています。
果たして、シングとコハクは皆さんにどんなメッセージを届けるのか……??
私もドキドキしながら、彼らの旅の行方を見守りたいと思います。

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「むっかぁ~っ! このライターは、シングとコハクをひいきしすぎなんだよ!
ボクの宮廷画家への『”セクサス”ストーリー』として作り直すことを要求するぅ!!」

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「自分は『クンツァイトキャリバー』の開発を推奨する」

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「てめぇら、勝手な事ばっか言うんじゃねぇよ!
 TOHの裏メインは、俺と『あいつ』の物語なんだからな!!」

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「うふふ、男の子たちにとってのメインは、私の『ゆれ』だけどね♪」

……あっと! もちろんこのメンバーも、
主人公たち以上に大活躍(!?)するので、よろしくお願いします!!