「アサルトサヴァイブへの道」第4回

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まいど、アートディンクの八木です。
第4回「アサルトサヴァイブへの道」ですが、今回は「ガンダムバトルユニバース」。
機体作成のお話中心となっておりますが、さぁて!

第4回「ガンダムバトルユニバース」の巻

(承前)
「いやー、八木ちゃん、『クロニクル』絶好調だね! 品薄なところもあるくらいみたいだし」
「はい! もうなんかどんどん売れていくのを見るのは感動的でした! ところで私の夏休みなんですが……」
「そんなわけで、つぎの企画もさっさと決めちゃおう! この勢いに乗って!」
「ええ、もちろん。でも、その前にまだ取ってない夏休みをですね……」
「じゃ、来週までに企画書まとめといてね!」
若干脚色はございますが、そんなわけで遅い夏休みがいつ取れるのか夢想しつつ、
またまたつぎの企画を練ることになった次第であります。

さて、なんだかんだいいつつも3作続いたシリーズ。
それなりにやることはやってきましたものですから、つぎはどうするかというのも中々に難しい。

まず最初に決めるべきは参戦作品です。
『クロニクル』で『Zガンダム』ラストまではキャンペーンを網羅しましたので、
順当に来れば『ガンダムZZ』となるわけですが、
『クロニクル』ではゲストMSとしてνガンダム、サザビーまで出演済みです。

じゃあやっぱり『逆シャア』も入れんとなー、でもそんなにキャンペーン作れますかねえ、
いや作れる作れないじゃなくて作るんだよ、そうは言っても戦闘そんなにあるわけじゃないし、
そこはみんなで知恵をしぼって、そう簡単にいいますけど、始める前からそんなこと言ってどうするんだ、
でもリソースには限りもありますし……。

みたいなやり取りを経た上でキャンペーンに『ガンダムZZ』と『逆シャア』を加えることが決定。
MSもある程度は必然的に決まります。
とはいえ前作で140機以上出しちゃってるので、
今回は200機以上ぐらいでないとねーというところから話は始まり……。
そんなに作れるわけないでしょう、いやそこをどうにか工夫して作ろうじゃないか、
だってZZは立体資料少いし、前回Sガンダム出したから今回はEX-S出さないと、
あんな複雑な機体無理無理、じゃあいっそのことΞガンダム、
もっと無理無理無理無理無理、ジムキャノンIIの代わりにガンキャノンってのはやっぱり寂しいよね、
それならリック・ドムIIも欲しいでしょ、モーションどうするつもりなんですか、ふふふ、こわかろう……。

などのやり取りを経て参戦機体も決定。
この段階で『ガンダムZZ』、『逆シャア』のキャンペーンとMSをきちんと作るという今作のコンセプトが固まりました。
特に『ガンダムZZ』。主要機体はともかく、
アクションゲームでマイナー機体まで網羅したものはありませんでしたので、
なんとしてもこの機会にできるだけ多くの機体を作りたいと考えました。
どうせ作るんならムーンムーンもタイガーバウムも再現したくなるじゃないですか!

さて、毎回大変なのが資料集め。一口に資料といってもいろいろありますが、
ゲームのモデルを作る上で一番参考になるのはやっぱり立体模型です。
これまではプラモデルのマスターグレード(MG)シリーズを参考にすることが多かったのですが、
今回はMG化されていないどころかHGUCにもなっていないものもゴロゴロと。
あっちこっちかけずりまわって放映当時のプラモデルから食玩まで、
ありとあらゆる資料をかき集めなくてはなりませんでした。

それでもってプラモデルの場合、組み立てないと役に立ちません。
仕事でプラモデルを作るなんて羨しい! と思うかもしれませんが、逆です。
さっさと作らないとモデラーさんたちの仕事にならないのでとにかくスピード優先。
『クロニクル』の時にキュベレイのMGを2時間くらいでパチ組みしたときは泣きそうでした。
もっともこの『ユニバース』の時は当時新人のS井君にまかせちゃってたのでしたが(笑)。

そんな苦労(?)の甲斐もあってジャムル・フィンやゲーマルクは言うに及ばず、
ゲゼやキャトルまでなんとか作ることができました。
キャトル使ったことない方がいたら、ぜひいまからでも遊んでみてください。
ファイヤー攻撃結構強いですよ?
『ガンダムZZ』以外の機体も、よくぞ作りましたのΞガンダム&ペーネロペーとか、
なんでいままでいなかったのよのゾックとか、やっぱりパンチしちゃうんだ! のアプサラスIIIとか、
武装はないけど格闘でがんばるぜ! のホビーハイザックとか、
とにかく楽しめる機体のオンパレードになったんではないかと思います。
さわっていない機体があったら、『アサルトサヴァイブ』発売前にちょっとだけ使ってやってみてください。

他にもいろいろあるのですが思いの他長くなってしまったので、こぼれ話をひとつだけ。
エクストラミッションの「あれはいいものだ」。
マ・クベに壷を持っていって鑑定してもらう変わり種ミッションなのですが、
あの壷、ちゃんと見ると本物とニセモノが違うモデルになってるんです。
もっとも、ミッションスタートしちゃうとそんなの見てる暇ないので位置覚えちゃった方が速いんですけどね。

そんなこんなでやってきました発売日。
今回も某量販店で様子をうかがおう……と思っていたら行きの電車の中ですでに遊んでいる人を発見!
心の中でそっと手を合わせておがんでおりました。ありがたやありがたや……。
さてさて無事発売もされ、つぎに発売を控えていた某タイトルの仕事に全力を尽さねば!
と気持ちを新たに仕事をしていたらある日、部長に呼ばれて……。
(続く)