「アサルトサヴァイブへの道」第3回

|

まいど、アートディンクの八木です。
「アサルトサヴァイブへの道」も第3回。
今回は『ガンダムバトルクロニクル』です。
これまでは昔話ばかりでしたが、今回は『アサルトサヴァイブ』にまで
連なってくる話を思い出しましたよ。さぁて!

第3回「ガンダムバトルクロニクル」の巻

(承前)
「いやー、みんながんばってくれたおかげで『ロワイヤル』なかなか調子いいみたいだね。」
「はあ、みんな疲れきってまだヘロヘロですが、がんばった甲斐がありました。」
「それはそれとして、すぐつぎの企画も出してくれって言われてるんだよね。」
「へ?」
「じゃ、そういうことでよろしく」

若干脚色はございますが、休む間もなく次回作を作るということで事態は進行していたのであります。
少しくらい休ませてくれたって……。いやいや、仕事のあるうちが華でございます。

『ロワイヤル』で力を出しつくしていた開発スタッフですが、
やむを得ずあきらめたり、まだまだ不満に思っていたことがあったことは事実です。
いざ、次回作となれば、再び喧々囂々の議論の開始です。

今回のおもな論点は……
・当然『Z』は最後までやりたい。ジ・Oやキュベレイが出なくてなんとする。
・でもそれだけじゃ弱いから作品単位での追加もいるでしょ。
・でもそうなるとさすがにそろそろ宇宙空間は欲しいよね。
・まてまて、水中専用MSがいる割には水中マップもないぞ。

などでしょうか。そんなこんなで『スターダストメモリー』組の参戦やら、
宇宙マップ、水中マップの追加などが決まっていきました。

そしてもうひとつ、『アサルトサヴァイブ』へつながる大きなポイントがありました。
そのときは「クロスミッション」と呼んでいましたが、
複数のマップが連結・分岐し、
友軍と時にはともに、時には別々にマップを攻略していくという仕様が検討されていたのです。
『アサルトサヴァイブ』のシチュエーションの構成とは若干違いましたが、
当時からそんな形で検討はされていたんですねえ。
ただ、諸々の理由から実現が難しいという判断になり、
結局「チェーンミッション」という形に落ち着いたのは
プレイされたかたならおわかりになるかと思います。
あの時一旦あきらめた遊びかたが、
時を経て『アサルトサヴァイブ』で復活したかと思うとなかなか感慨深いものがあります。

さてさてその後は毎回苦労する難易度調整のお話。
『クロニクル』の難敵はデンドロビウムとノイエ・ジールでした。
やはり最初は強すぎてとにかくやられる。
どちらもIフィールド持ちでビームがなかなか効かない上、攻撃も強力。
知らないうちに爆導索にくるくる巻かれてドカーン、という人も多かったのではないでしょうか。
弱すぎても倒しがいがなし、強すぎてもメゲてしまうので
最後の最後まで攻撃力やら体力やらとにかくいろいろなところをいじってもらっていました。
発売後、「デンドロビウムにはゲルググMのSPAがラクだ!」などと
ネット上で攻略されているのを見たときは目から鱗が落ちたものです。

一方、ミッションで思い出深いのは、地味ですがデラーズ・フリート側の「激突戦域」です。
そもそも強い機体やチューンしまくった機体でプレイすればどうということはないのですが、
初プレイ時にその時の手持ち機体(ゲルググMあたり)でクリアしようとすると、これがなかなかハードです。
つぎつぎと現れるジム・スナイパーIIの攻撃が痛い痛い。
でも、これが攻略しがいがあってとても面白かったんですよ。
もっとも、絶賛していたのは自分ともう一人のスタッフだけだったかもしれませんが(笑)。
クリアしなくても0083時代のエンディングは見られるので
あえてそのままの難易度で出してみたのですが、みなさんはどうだったでしょうか。

そんなこんなでまたまた迎えた発売日。
このときは某量販店の売り場で様子をうかがっていたのですが、
目の前でどんどんお客さんが買っていってくれる姿を見ることができ、
泣きそうなほど感激したことを昨日のように思い出しました。

さてさて無事発売もされ、
みんなで楽しく協力プレイなどして楽しく遊んでいたらある日、部長に呼ばれて……。
(続く)